パラオ2日目 コロール、ペリリュー

 パラオでは離島に行きたいと10日の日程を組んでいる。残念ながら、一番行きたかったアンガウル島は定期船が2週間に1便と減便されていた上に船が故障とかで、断念。もうひとつ定期船のあるペリリュー島に行くことにした。ペリリューには週に2便、月曜と金曜に船が出ている。帰りは、日曜と木曜。出国のフライトが来週火曜の夜なので、定期船で往復するなら、遅くとも次の日曜の船で帰って来ないといけない。気に入れば1週間滞在したいので、まだコロールは何も見ていないが、今日(月曜)の船に乗ることに決める。
 船は14時出港だが、ホストの都合で9時に家を出て、港へ。しかし、5時間も港で過ごすのはもったいない。すぐ近くにもともと行くつもりだったアイスボックスパークがあったので、そこでのんびりすることにした。ここはコロール近辺で唯一シュノーケリングが良いとされる公共の海だ。しかし、問題が・・・、昨日の漁で私の全身は日焼けで悲惨な状態になっているのだ。公園まで頑張って来たものの、炎天下で泳ぐなんてとんでもない。風通しの良い休憩所でのんびり景色を眺める他はなし。
 コロールからペリリュー島には船で2時間半ほど。着いた時間はまだまだ日差しが強く、港から町まで歩く短時間でも日差しが辛かった。この島は第2次世界大戦で多くの日本人が命を失った激戦の地。港の近くにはいくつもの遺構が残っている。
日本領時代のリン鉱石積み出し用波止場
 町に着いて最初に見た宿は1拍65$。もう少し安い宿があるという情報だったので、さらに探すがどこもダイバーでいっぱい。やっと50$の宿で空きを見つけたが、内容が値段に伴わない。結局、最初に見た宿に戻ってチェックインした。この宿の部屋は広くて新しい。エアコンや冷蔵庫、ちゃんとお湯の出るシャワー室も部屋に付いている。おまけに共同キッチンがあり、きれいだ。週末は埋まっており、次の船で帰るか宿を動くかしなければならないが、まずは良い宿が見つかって一安心である。
 日焼けの皮膚が痛く、せっかくのお湯シャワーが浴びられないのは残念だが、エアコンの効いた部屋で体を休めるには最高である。その土地の文化を深く知るにはホームステイが最適だが、悪環境のところで気を遣いながら長く過ごすとどうしても疲れは溜まる。この宿はちょうど良い休息の場となるのである。

パラオ初日 空港、コロール(フィッシング)

 いよいよヤップと並び、この旅のメインとなるパラオである。私は9年振り、前回はツアーで滞在も短かく、パラオの文化を学ぶ機会はあまりなかった。今回はじっくりとパラオの文化を学んでみたい。少し早いが、ここからは実質的に旅の後半である。

 飛行機は約1時間遅れ、パラオ時間=日本時間の午前1時20分の到着となった。ヤップ時間なら2時20分だ。入国審査はヤップより慎重で時間がかかり、税関を出て、大勢の出迎えが待つロビーに出たのはかなり遅い時間。しかも残念ながら我々には出迎えが来ていない。ここでもホームステイの予定だが、着いたら電話をくれとのことだったのだ。深夜で悪いと思いつつも、他に行くあてはないし、そもそもタクシーさえ待っていない空港とあって、電話をし、迎えに来てもらった。
 今回のホストセレスティーンが電話を受けてから空港に着くのに30分もかからなかった。早かったので家はコロールでも手前にあるのかと思ったら、車はコロールの街を通り過ぎ、アラカベサン島へ。落ち着いた雰囲気で緑に囲まれた高台に彼の家はあった。ヤップと違い、ベッドのある部屋を用意してくれていたのが嬉しい。午前3時過ぎの到着なので、話は明日ということになり、シャワーも浴びず、すぐにベッドへ。1週間ぶり、やっと固い床寝から開放されて眠りについた。

 数時後、朝早くから起こされた。何事かと思ったら、隣家の人が外海に漁に出るから乗って行かないかとのこと。これはチャンスだ。ただし、大漁の願掛けなので乗せるのは男性のみ。女性はダメなのだという。あづさが行ってきてと勧めてくれたこともあり同乗することに。朝食はおろか、洗顔をするまもなく、出発。寝ぼけていたらあっという間に港に到着した。一緒に行くのは、大人3人と中学生くらいの少年1人に小学生くらいの男の子、私を含め6人が船に乗り込んだ。
 漁をしたのはリーフのすぐ外、コロールの街が遠くに見える場所だったり、コロールが島影に隠れる場所だったりするが、まあそう遠くない場所。魚を獲るのは、素潜りをし、ゴムで銛を飛ばす突き漁が主である。普段は仕事をしている人々の日曜フィッシングなので、各人が楽しみで来ている。一人はひたすら大物狙いに徹し、カメ2匹やシャコ貝、ロブスター、ボックスフィシュなどを獲ってきた。もう一人は、とりあえず持ってきたクーラーボックスをいっぱいにするといって、次々とリーフフィッシュを獲ってきたが、いっぱいになったら後は船上でのんびり。もう一人は船での見張り担当のようで泳がず、釣り糸を垂らし、中学生は大物狙いの人と一緒に一日中泳いでいた。小さな子供は付いて来ただけで、泳がず。私は、素潜りで何度か泳いで漁を水中から見ていたが、新鮮な刺身をたらふく食べたら眠くなってしまい、午後は寝不足もあってつい昼寝。これが失敗だった。いつの間にか居た場所に日があたっており、日焼けで翌日から悲惨な目に。
釣り上げた魚をその場で刺身に!
 朝9時前から夕方18時頃までずっと海にいて、戻ったのは暗くなってから。カメやロブスターのおすそ分けを期待したが、残念ながら持ち帰りでもらったのは魚のみ。船の上で腹いっぱい食べたシャコ貝がメチャメチャうまかっただけに、あづさに持って帰る分を欲しいといえば良かったかと少し悔やむ。でも夕食にと頂いたこの魚も非常にうまかった。