北マリアナ 2016

Day3ロタ(ソンソン→アンズータ島→ソンソン→旧日本軍砲台→ソンソン)

 ホテルは角部屋で、2方向から海が良く見える。ベッドの上からでも海が良く見えて、明け方からぼーっと眺めていた。ほとんど寝ないままに朝から夜まで盛りだくさんだった昨日の余韻が残り、まだ寝足りないが、目が冴えてしまった。昨日WIFIパスワードを聞き忘れていたためインターネットもできず、テレビをつけた。10チャンネルくらいしかないのにNHKが入るのは旧日本領だった土地ゆえ。朝のNHKニュースを見るのは本当に久しぶりだ。毎朝ニュースを見ていた昔のことをふと思い出した。前回北マリアナ諸島に来たのは1990年、四半世紀前のことだ。ニュースを見ていたのはその時まで。そのひと月後には会社を辞め、旅に出た。それ以来、テレビを基本的に見ない生活を続けている。
 部屋には湯沸かしポットもなかったので妻はロビーまで行って借りてきてくれた。その時にWIFIパスワードを聞いてきてくれたが、電波が弱く部屋ではメールも見れない状態だ。昨日の食べ過ぎで空腹感はなく、とはいっても大量にもらった食べ物が冷蔵庫に入っている。
 体を動かしてお腹を減らそうと散歩に出た。まずはホテルの裏庭とその下の海。ホテル前の海は岩場でシュノーケリングに良さそうだ。すぐ沖はダイビングポイントになっている。
16/10/10 07:35:30
 海側から見たバレンチノホテル。泊まっているのは左の別館で、2階の一番奥。
16/10/10 07:40:08
 ロビーでメール受信した後、村一番のスーパーマーケットへ。結構物はそろっている。野菜も種類がたくさんあるが、多くは輸入物だ。そんな中、島でとれるものは野菜名ではなくローカルベジとの表示があって、極端に安いが、鮮度が良く、非常においしそうだ。ローカルベジで山積みしてあったのが茄子。昨夜の美味しかった茄子のココナッツミルク煮を思い出す。
16/10/10 07:58:58
 朝から豪華なディナー。夜のためにと先ほどスーパーで買ったワインがなぜか・・・。
16/10/10 08:27:40
 ヤシガニやシカレバーなどがまたワインに合う。昨夜も飲んでいるが、寝不足で飲んだらそのまま寝てしまいそうだったのでかなりセーブしていたのだ。2人で1本のワインなんて全然足りないが、朝なので我慢。これだけの量を2人で食べきれるはずもなく、半分程度でもう動けなくなるほどお腹がいっぱい。そのまま寝てしまった。
 4時間ほど寝てしまったが、これで寝不足が解消され、元気いっぱいに。昼食の時間は過ぎていたが、まだお腹がいっぱいだったので、そのまま散歩に出かける。家々の境界には塀や柵はなく、道路と家屋の間は芝生になっているところが多い。芝刈りは島全体で専門業者にやってもらっているようで、どこもきれいに刈っていた。この民家は伝統のラッテストーンを模した柱で気に入った。
16/10/10 14:20:16
 木陰でくつろぐ人々。塀や柵がないので、散歩途中でも自然と目が合い、挨拶することになる。
16/10/10 14:23:50
 挨拶をすると話をすることになり、庭の植物を色々見せてもらった。写真はパッションフルーツの花と実。熟しているのがなく食べられなかったが、チェリーは熟してのがいくつかあって頂いた。
16/10/10 14:25:42
 家のオーナーはアーティストだそうで、自慢のキッチンを見せてもらう。砂に絵の具で着色し、ボンドで固めた魚や葉。
16/10/10 14:30:28
 ヤシの葉を編んで袋を作る。これに米を入れて炊いたら美味しい。マレーシアの屋台でよく見かけたのと同じものだ。
16/10/10 14:47:32
 色々見せてくれたおじさんはこの家の人の兄弟で、空港近くのシナパロ村に住んでいるという。伝統のヤシ酒を作り続けているロタ島で唯一の人だというので、明日遊びに行く約束をする。
 津波が来た場合の避難路の標識。津波はここでもTSUNAMIである。チャモロ語には、DENKI(電気)など日本語も色々入っているが、英語でも津波はTSUNAMI。
16/10/10 14:57:28
 アンズータ島への陸橋。この右にロタの港がある。
16/10/10 15:05:28
 千本椰子林。
16/10/10 15:10:54
 テュークスベリービーチ。千本椰子の北に広がるビーチ。
16/10/10 15:20:58
 テュークスベリービーチから陸橋を通ってアンズータ島へ。港から出てきた貨物船ロタ号。グアムまで6時間で着く。
16/10/10 15:40:20
 船を見ている時に話をしたご夫婦が家に遊びに来ないかという。そろそろ歩き疲れていたし、特に用事もなかったので行くことに。アンズータ島からすぐの港で奥さんであるAさんが停めてあった別の車に乗って先に戻るという。この時、我々は気づかなかったが、急に決まった来客のためにパーティーをすることにし、その準備をするためだったのだ。我々は家の近くだからというJさんの勧めで少し観光してから家に行くことに。まず訪れたのは港近くにある日本時代の精糖工場跡。サイパンだけでなくここでもさとうきび列車が走っていたのだ。
16/10/10 16:03:30
 ハンターの車とすれ違って、獲物を見せてもらう。大きな鹿と山羊が一頭づつ。このハンターが実はAさんの甥っ子で、獲れたての鹿肉をこのあとAさんの家に届けてくれることになった。
16/10/10 16:23:02
 グアム方向の海に向かって設置された旧日本軍の大砲。自分たちで来ていたら気づかなかったと思うが、この大砲は実は動かせるのだ。
16/10/10 16:27:16
 大砲のところからはソンソンの向こうにあるウエディングケーキ山が見える。逆光のシルエットも良かったが、順光の時はもっときれいだよとJさんが薦めるので、レンタカーでまた来ることにする。
16/10/10 16:29:38
 ウエディングケーキ山の左手には、先ほど見送った貨物船のロタ号やグアムが見える。JさんとAさんの息子が実は乗ってて、さっきは見送りにってたんだとこの時教えてくれた。実は息子さんが船長で、Jさんは船会社の社長だというのは夜の宴会で聞いた話。
 ようやくお宅に訪問。大きな敷地でプライベートビーチの広がる家はまるでゲストハウスのようだと思ったら、本当にゲスト用に建てた別荘で今は息子が一人で住んでいるという。息子はグアムに向かったので当然留守なのだ。色々と工夫を凝らした建物で、アートに満ち溢れている。キッチンのフライパン掛けなど、もうおしゃれすぎ!
16/10/10 16:51:46
 今から調理されるロブスターやうちわエビ。右側は、ロタビーフのジャーキー。
16/10/10 16:54:58
 ガーデンからもウエディングケーキ山が見える、
16/10/10 17:02:16
 ロタビーフのジャーキーを焼いたもの。すごく美味しかった。この島で牛まで飼ってるのかと感心してたら、この家の道を隔てた山側に牧場があって牛がいた。
16/10/10 17:28:14
 獲れたての鹿の刺身をわさび醤油で食べる。昨夜のケラグエンも美味かったが、刺身も絶品だ。
16/10/10 17:34:20
 ハンターのAさんも参加し、宴会は続く。野生の鹿は保護されており、今がたまたま狩猟できる季節だというのは昨日も聞いていたが、なんと一人に付き一シーズンで一頭しか許可されていないという。なのに2日連続でとれたての鹿を頂けるなんて本当にラッキー。ヤシガニも1年に10匹に制限されているとか。
16/10/10 19:13:26
 話をしていたら、昨日フィエスタ会場で妻がいろいろ話を聞いたTさんも親戚だそうで、電話をしたら駆けつけてくれた。ロタのメイヤー(市長)の相談役をしているということで、日本の市と姉妹都市を結びたいのだが、どこか紹介できないかと頼まれる。昨夜のパーティーのホストを務めてくれたHさんも親戚だということが分かり、電話で話ができ、昨夜のお礼を改めて伝えた。小さな島だけに、有力者は皆つながているのだろう。
 明日からここに泊まってと誘われ、ホテルのキャンセルが難しかったら手伝ってあげるとまで言ってくれるので、明日は移ることに決めた。
*本日の宿:バレンチノホテル
*本日移動 ソンソン→アンズータ島:徒歩,アンズータ島→ソンソン→旧日本軍砲台→ソンソン:車